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気ままに【らき☆すた】【けいおん!】【GA 芸術科アートデザインクラス】の自作小説を書いてます。同人的要素、百合的要素を含みます。苦手な方、嫌悪感を抱く方は見ないことをお勧めします。この中にある小説のいくつかは らき☆すたエロパロスレ または らき☆すた つかさ×こなたに萌えるスレに投下した作品です。
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らき☆すた小説244『夢の続きを見させてください』
みなみ×こなた

『出来るのならば』の反動で甘めのみなこな







世間一般的に人に話すのも(元々話すのは得意ではないが)憚られるような
自分に正直、かつ、後々に多大な罪悪感と自己嫌悪を感じるが
自然と頬が緩んでしまう(まぁ、私は表情が分かりにくいので周りにばれない)夢から
目覚ましなどの機械音、もしくは人に呼ばれるなど人為的に起こされた場合の反応。

昔。
とりあえず自分を起こした物、つまり目覚ましならばそれを止め、
起こした者、つまりお母さんから呼ばれて起きたのならば返事をした後、
あぁ、今まで見ていたのは自分に都合のいい夢だったのだなと勿体無さを感じた後
申し訳ないやら、もう一度見たいから二度寝しようか、
などなど支離滅裂な思考が頭を埋めつくすも結局しぶしぶ起きる。


今。
この『今』は昔との対比ではなく、本当に今の事。
つまり、眠ってしまっていた私を揺さぶって

「みなみちゃーん、起っきろー」

と、今まさに夢の中でも一緒にいた泉先輩が、本当に私を起こしてきた今現在の話だ。

 

先輩は眠るのが好きだ。
もしかして普段寝ないからよく私の部屋で眠るのかもしれないが、
とにかく私の部屋ではよく眠る。
私の部屋にいる時の六割ほどはベッドの上にいると言っても過言ではない。
別に怪しい意味ではない。
完全に否定するわけではないが、
それだけの為ではないと一応誰に言うでもなく弁解しておく。
先輩は床に座らずにベッドに腰掛けるから、必然的にベッドの上にいる時間が長いだけだ。
最初は普通に座っているだけでもその内気が抜けるのか、
私に了承を取った後で寝転がったり、もしくは私の理性が軽くオーバーヒートして
思わずベッドに押し倒したりして、そのまま寝たり、寝れなかったりもする。
今日は私の方が妙に眠く、しかし先輩が家まで来てくれている以上寝るわけにはいかないと
眠気を殺していたが、どうやって察したのか先輩が「眠いなら寝ていいよ」と
先に自分がベッドに寝た後で自分の隣のスペースをポンポンと叩いてくれた。
それだとそのベッドは先輩のベッドみたいですね。
頭の中でだけ呟いた言葉に、半ばその通りだろうと勝手に納得した私の緩んだ脳味噌は
深く考える事もなく先輩の隣に寝転がり、そのまま先輩を抱き枕にして眠った。
頭が働いていない証拠だろう。
ほどなくして……か、どうかは時計を見ていないので判断しづらいが
夢も見ていたのだから体内時計で言うとある程度時間が経過していたのだろう。
私は腕の中の先輩に軽く揺さぶられながら起こされた。
レム睡眠だったから夢を見ていたし、
揺さぶられると言うある意味もっと眠りに落ちそうな軽い刺激で起きたのだと思う。
そしてそんな状態だったからこそ、私はまだ夢を見ているのか起きたのか分からなかった。
私が見ていた夢は、この場所も、先輩との体勢もまったく変わらない、
ただ行為だけが違ったものだったから。

「みなみちゃん、寝すぎ寝すぎ。このままじゃ今日の夜眠れないよ?」
「……そう、ですね」
「そもそも何でこんな眠そうなの?」

昨日、中々宿題が終わらずに遅くまで起きていたせいだろうか。
宿題は貰ったその日に終わらせるようにしていたが、昨日は分からない箇所があり、
みゆきさんに聞こうとも思ったが柊先輩の家に出かけているらしく不在で、
しょうがないから明日、つまり日曜日の今日にやってしまおうと考えてみたものの
泉先輩が来るから余計な時間を取りたくない。
それならば自力で頑張ろうとしたのが間違いだった。
結果、泉先輩が来ている時に眠ってしまえば意味はない。
目の前に本物がいるのに、夢の中だけで満足するのは間違っている気がする。
いや、間違っている。そう、夢じゃなくて今ここに先輩はいるんだから。

「……みなみちゃん? なんか嬉しそうだね」
「はい」

よく分かりますねと思うが、頬が緩んでいる自覚はある。
否定する要素もないので頷いた。

「……夢を見てたんですよ」
「へぇ、どんな夢?」

教えてあげますと言い終わるか、もしくは言い終わるより前に
先輩の背中に回していた腕を首に回し、今日は一度も触れていなかった唇に軽く噛み付く。
流石に驚かれ、半袖のシャツから伸びている先輩の細い腕が私の鎖骨辺りを押してきた。
本気の押し返しではないにしても反射的の抵抗と言うのは結構力が強い。
ただ、持続性はないので私が先輩の首に指を滑らせ、
ずっと背中に回しているもう片方の手をシャツの中に忍び込ませると、
押すという動作をしていた手はぎゅっと握り締められて
逆に私の服を自分の胸元へ持っていくような仕草に変わった。
服が伸びようが気にしない。まず、ブラウスなのでそんなに伸びない。
肩甲骨あたりが突っ張った事だけは気になった……と言うか、腕の動きに支障をきたして
あまり伸ばせなくなったので、先輩のシャツの中に忍び込ませていた手を抜いて
私のブラウスを掴んでいる先輩の手の甲から半袖に隠れている肩まで指を滑らせた。
数秒の重ねるだけのキスを繰り返している唇から、くすぐったさに耐えるような、
だけどほんの少し熱っぽい吐息が漏れている。

「まっ……みなっ……み、ちゃん」
「なんですか?」
「ゆ、夢、を聞いたんだから、見た夢を話すだけでいいっ」

話を逸らしたいのか私の行動を止めさせたいのか、どちらにしてもそれは出来ていない。
えぇ、分かってますよと頷いて、今度は誘っているように、
実際は呼吸の為に開いていただけだろうが半開きの口に舌を入り込ませた。
夢では先輩自ら抱きついてくれたが、この現実は違う。
舌も体も逃げようとしてか離れていきそうになり、その動きを止めるために
首筋に爪を立て薄く引っかいた。ビクンと面白いぐらいに先輩の肩が反応し
逃げようとしていた舌と体の動きは一瞬止まる。一瞬だけでも充分だった。
ちょんと舌先だけでも触れてしまえば先輩は逃げない。
足りないと思ってしまうのか、ここまで来たら逃げられないと悟るのか
それは先輩に聞いてみないと分からないけれど前者だったら嬉しく思う。
舌先で先輩の口の中を味わっている内に、ブラウスを握り締めていた先輩の手は緩み
移動して私の頬を包んでくれていた。
まさしく眼前に、学校では他人(主にかがみ先輩)をからかう笑顔の先輩ではなく
目を閉じて私の舌と手の動きに素直に反応する先輩がいる。
泉先輩のイメージは? と聞かれると先輩を知るほとんどの人が
学校での先輩を想像するだろうし、私もそうだ。
しかし、だからと言って今の先輩を否定するわけはない。あるわけがない。
私は先輩が好きなのだし、何より今の先輩は。

「可愛い」
「な、なに……みなみ、ちゃん?」
「可愛いです」

頭はもちろん働いている。先輩を五感全てで感じるために。
なのに言語能力はあまり働いていない気がする。
よく考えて喋れていない。発言する言葉が脳を通っていない。
ありえないが、思っている事全てそのまま口をついているようだ。

「好きです、泉先輩」
「ひゃ、わ、もういいって!」

先輩は嘘偽りのないストレートな好意の言葉に弱い気がする。
だから、よくからかってくる。私が照れながらこの手の言葉を言う時は。
でもからかっても私が照れもせずに頷くと分かっているこの状況では
先輩はからかいを返してこない。自分が優位に立てないから。
ただ、恥ずかしさから逃げるためなのか私の額を押してそっぽを向く。
愛されてる自信がなかったりするのだろうか。対処の仕方が分からないのだろうか。
私だってここまで人を好きになる事など今までなかったし、
この感情に気づいた時はどうすべきか悩んだから、それと同じなのかもしれない。
でも素直に行動している今の私にとっては、先輩も同じ様に素直に、
と言うよりも私と同じ事やそれに順ずる事を言ってほしいと思う。

「だっ、だから、夢! ドリーム!! それを聞いただけなんだから、落ち着いてっ!」
「落ち着くべきなのは先輩ですよ」

まぁ、全く言ってくれないわけじゃないから別にいい。
おそらく今日も最終的には言ってくれるはず。

「それに、私はちゃんと先輩に夢の内容を教えています。だから」

訳が分からないと言った感じの先輩の額にキスをして、私は先輩に一つ、お願いをする。
それでようやく理解できたらしい先輩は、私の頬を包んだまま目を伏せてしばらく考え、
首と、頭の上で揺れている髪を縦に揺らした。

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